【図書紹介】西村公孝ほか編著『社会科教育の未来』

【図書紹介】西村公孝ほか編著『社会科教育の未来』

(A5・272頁・¥2800+税)

全私学新聞第2510号 2020年5月23日

 

本書は、西村公孝氏の鳴門教育大学大学院定年退職を機に、企画されたもの。「今こそ、民主主義教科社会科について未来志向で語らなければならない」とした上で、重要なキーワードに「理論と課題の往還」を掲げ、4部構成でまとめている。

 

「第Ⅰ部主権者教育としての社会科教育の現在と課題」では、序章での社会科教育研究の過去・現在・未来を受けて、民主主義の現在と社会科教育の課題、18歳選挙権時代の主権者教育の現在を紹介し、公民科新科目「公共」を核に主権者教育の課題をまとめている。

 

「第Ⅱ部社会科教育学の理論研究の最前線―理論と実践の融合・統合の課題」では、大学院修士課程社会系コースに所属している(していた)4人の研究者が、社会科教育研究の最前線の理論を紹介し、理論と実践の往還について考えている。

 

「第Ⅲ部理論と実践の往還による融合・統合を意図した社会科教育学研究」では、鳴門社会科教育学会に所属している研究者5人が、社会科教育の授業づくりの理論をまとめている。「第Ⅳ部理論と実践の融合・往還を意図した社会科授業実践」では、修士課程および専門職学位課程(教職大学院)の修了生から9人の実践を紹介している。

 

西村公孝氏ほか3人の編著。

お知らせ

旧サイトはこちら

ページ上部へ戻る