今や質保証は高等教育最大の課題だアクレディテーションからアカウンタビリティへ、さらに評価の客観性と学位の共通性・互換性の確立へ──ユニバーサル化とグローバル化の趨勢の中ますます重要性を増すとともに、理論と実践の両面で様々な議論と試行が錯綜するこの問題につき、中国、米国、欧州各国等、それぞれ特色ある諸国の実態調査と国際比較に基づき、日本が抱える問題点と改革の具体的方途に迫る。
タイトル | 高等教育質保証の国際比較 |
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刊行日 | 2009年12月1日 |
著者 | 羽田貴史・米澤彰純・杉本和弘編著 |
定価 | 3600+税) |
ISBN | 978-4-88713-948-0 |
Cコード | 3037 |
ページ数 | 328 |
判型 | A5 |
製本 | 上製 |
はじめに
序 章 質保証に関する状況と課題 羽田貴史
第1章 日本における高等教育の質保証の歴史と課題 羽田貴史
第2章 日本における評価制度の現実
1.日本の認証評価─その起源と機能 羽田貴史
2.法科大学院認証評価制度の影響 田中正弘
3.JABEE による教育プログラムの展開と課題 小貫有紀子
第3章 中国における高等教育の質保証 黄 福涛
第4章 中国におけるトランスナショナル学位プログラムの質保証 叶 林
第5章 ヨーロッパにおける高等教育の質保証 米澤彰純
第6章 ドイツにおける高等教育の質保証 坂野慎二
第7章 フランスにおける高等教育の質保証 大場 淳
第8章 フィンランドにおける質保証システムのリージョン化 渡邊あや
第9章 イギリスにおける高等教育の質保証システム 安原義仁
第10章 米国におけるアクレディテーションのアウトカム評価 福留東土
第11章 オーストラリアにおける質保証システムの構築と展開 杉本和弘
終章 質保証の現状と課題―まとめに代えて 羽田貴史
あとがき
執筆者紹介
索 引
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