確実に政治を変えてゆく「マニフェスト」とは2009年8月の総選挙で、わが国の国政におけるマニフェスト政治は明らかに一歩前進した。だが政策選択より政権選択の色彩が勝ったこの選挙は、本格的なマニフェスト政治の一環としてはなお課題を残している。政治変革のツールとしてのマニフェスト─その作成、実施、評価の在り方を、松沢、古川知事はじめわが国の代表的な実践者が、マニフェスト政治の進展著しい韓国の当事者と共に、徹底討論・考察。
タイトル | 日韓比較:マニフェストで自治・国政は変わったか |
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刊行日 | 2009年11月1日 |
著者 | 曽根泰教/日韓交流国際学術大会実行委員会編 |
定価 | 1800+税) |
ISBN | 978-4-88713-950-3 |
Cコード | 0031 |
ページ数 | 160 |
判型 | 四六 |
製本 | 並製 |
第1章 マニフェスト政治を読み解く 曽根泰教・松沢成文 対談
第2章 日韓ローカル・マニフェストの評価と展開
1 神奈川県におけるマニフェストの実践 松沢成文
2 京畿道におけるマニフェストの実践 金文洙
第3章 日本および韓国・大統領選挙とマニフェストの進展
1 韓国側報告 マニフェストで変わった韓国の国政選挙 李柱榮
2 韓国側コメント マニフェスト運動とはなにか 金永来
3 日本側報告 マニフェストの課題と可能性 曽根泰教
4 日本側コメント 実践する場からマニフェストの進化のために 古川 康
第4章 マニフェスト選挙における選挙管理委員会の役割
1 韓国側報告 選管が大きな役割を果たした韓国のマニフェスト選挙 徐仁德
2 日本側コメント 選挙管理委員会の本来を考える 佐々木毅
第5章 マニフェストの評価と発展:日韓比較 パネルディスカッション
第6章 マニフェスト検証の流れを 井上良一
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