歴史・理論・倫理―多面的全体としての医学を的確に整理・活写
「医学」とは単に医療に関する技術のみを指すのではなく、人間の生活・生命に深くかかわる重大な社会性と倫理性を含み持つ多面的な全体を意味する。本書は、古代から21世紀の現代に至る歴史的文脈のもと、この全体性としての医学を鮮やかに整理・描出したテキストの全訳である。原書はすでに6版を重ねた医学史、医学理論、医学倫理の定評ある教科書であり、各章に付された「はじめに」「まとめ」や語句解説、豊富な図版と相まって、わが国でも学習、研修、知識整理等のため、絶好のテキストとなるだろう。
タイトル | 医学の歴史 |
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刊行日 | 2014年12月01日 |
著者 | ヴォルフガンク・エッカルト 著 今井道夫・石渡隆司 監訳 |
定価 | ¥5060(本体¥4600+税) |
ISBN | 978-4-7989-1254-7 |
Cコード | 3047 |
ページ数 | 472 |
判型 | A5 |
製本 | 上製 |
第1章 古代文明の医学―中国とインドを例として
第2章 古代ギリシャ・ローマの医学
第3章 ビザンチンの医学─古代医学の受容
第4章 中世の医学
第5章 ルネサンスの医学
第6章 古い権威を克服して実験医学へ─ 17世紀の医学
第7章 啓蒙の世紀の医学
第8章 現代への突入─19世紀の医学
第9章 20世紀と21世紀初頭の医学の概要
第10章 医療にかかわる国際保健・支援機関
付 録
1 古医学から魔術的・アニミズム的治療概念へ
2 エジプトとバビロニアの医学
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