大学教育の新地平へ――。
今日の大学は、研究機関としてのみならず、学生の自律性の獲得やイノベーション創出、STEM人材教育、生涯学習など多岐にわたる社会的要請を受けている。大学教育は、アクティブ・ラーニングや文理融合教育、初年次教育の工夫、IR部門の設置などによってこれらの要請に応えている。国公私立の大学再編に向かう大学教育における多様な学習成果習得の方途を追求する本書は、今後の大学教育が進むべき方向を指し示す羅針盤となるだろう。
タイトル | 2040年 大学教育の展望 |
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サブタイトル | 21世紀型学習成果をベースに |
刊行日 | 2019年10月20日 |
著者 | 山田礼子 |
定価 | ¥3850(本体¥3500+税) |
ISBN | 978-4-7989-1571-5 |
Cコード | 3037 |
ページ数 | 288 |
判型 | A5 |
製本 | 上製 |
まえがき/図表一覧
序章
第1 部 生涯学習と大学教育
第1 章 高等教育における生涯学習推進の方向性
第2 章 米国におけるCompetency-Based Education の進展
第2 部 大学教育の新たな方向性
第3 章 アクティブ・ラーニングを通じての学生の学びとそれを支える稟境
第 4 章 21 世紀型教養をどうSTEM 高等教育に取り入れるべきか?
第 5 章 文理融合の新しいSTEM プログラムの動向
第3 部 学習成果の把握とマネジメント
第6 章 学士課程教育の質の改善に向けてのプロセス評価の役割と限界
第7 章 共通教育における直接評価と間接評価における相関関係
第8 章 日韓大学生の学習とエンゲージメント
第9 章 米国の研究を踏まえて学生の成長とは何か?
第4 部 新段階の初年次教育
第10 章 大学の機能分化と初年次教育
第11 章 高大接続の新段階における初年次教育の新たな役割と学会への期待
第12 章 2017 年度初年次教育学会会員調査結果から
第5 部 IR の役割とその意味
第13 章 アメリカにおけるIR の展開
第14章 日本のIRの現段階
参考文献/初出一覧/あとがき/事項索引/人名索引
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