グローバル人材育成のために大学は何をするべきか?
加速度的なグローバル化が進行する今日、海外留学はグローバル人材育成のための重要な国策となり、留学によって求められるスキルは語学の習得のみならず、個の主体性・積極性の獲得や日本人としてのアイデンティティ確立など多岐にわたる。しかし、求められるスキルが多様化する一方、近年は経済的理由から1年以内の短期留学に行く者が増加するなど、そこにはギャップが存在する。留学効果の測定や留学支援専門職の確立といった具体的方途によってあるべき留学支援の方法論を展開する本書は、大学教職員や教育研究者のみならず、これから海外留学を目指す学生諸氏にとっても重要な示唆を与えるだろう。
タイトル | 海外留学支援論 |
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サブタイトル | グローバル人材育成のために |
刊行日 | 2020年3月31日 |
著者 | 大西 好宣 |
定価 | ¥2200(本体¥2000+税) |
ISBN | 978-4-7989-1594-4 |
Cコード | 3037 |
ページ数 | 200 |
判型 | A5 |
製本 | 並製 |
まえがき
序 章 海外留学の目的と理念
第Ⅰ部 グローバル人材
第1章 グローバル人材とは何か
第2章 メディアによるグローバル人材
第Ⅱ部 留学生政策
第3章 わが国の留学生政策
第4章 留学と外交:理念型の修正
第5章 教育外交:米国とイラン
第Ⅲ部 海外留学の効果
第6章 短期留学の批判的考察
第7章 グローバル教育と短期留学
第Ⅳ部 留学支援のために
第8章 現実的選択としてのアジア留学
終 章 留学支援専門職の要請と実践
巻末付録/あとがき
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