ポスト・コロナ時代を見据えた、東アジア包摂都市ネットワークの構築に向けて
パンデミックに揺れる今日の都市社会。貧困層、生活困窮者、ホームレスの人びと、移民、被差別地域居住者――概して「見えづらい」社会的排除者が、その中でさまざまな困難に立ち向かいながらも生活を営んでいる。人類が共通の脅威に直面している今こそ、より多くの人々を包摂した新たな福祉システムのあり方を再考する時ではないだろうか――。
福祉問題において多くの共通課題を有する東アジアの各国・地域の豊富な事例をもとに、包摂型都市ネットワークのあり方を模索する!
タイトル | 分断都市から包摂都市へ |
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サブタイトル | 東アジアの福祉システム |
刊行日 | 2020年12月10日 |
著者 | 全 泓奎 編著 |
定価 | ¥3520(本体¥3200+税) |
ISBN | 978-4-7989-1670-5 |
Cコード | 3036 |
ページ数 | 346 |
判型 | A5 |
製本 | 並製 |
はじめに
Ⅰ 香 港
1 章 不平等都市における苦闘:香港の住宅問題
2 章 香港の社会住宅
Ⅱ 台 湾
3 章 台湾における住宅運動、住宅法および社会福祉の進展
4 章 台湾における社会的不利地域のまちづくり
Ⅲ 中 国
5 章 デジタル産業集積と居住貧困の新局面
Ⅳ 韓 国
6 章 韓国の住宅市場は日本の住宅市場の轍を辿るのか?
7 章 韓国の社会住宅政策の展開と今後の課題
8 章 韓国の二枚の公的扶助:国の公的扶助と自治体独自の公的扶助
V 日 本
9 章 SDGs 達成のための自治体の役割
10 章 大阪・東京大都市圏と分極化の動態と脆弱層に向けたサービスハブ地域の変容
11 章 浅香・加島・矢田地区におけるまちづくりの新たな展開
12 章 インクルーシブな地域づくりの理論的課題と意義
13 章 移住者支援と災害福祉の可能性
14 章 コロナ禍によって見えた難民・移住者をめぐる課題
おわりに
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