湾岸アラブで広がる外国大学の分校
―その質保証のための制度構築と運営実態
近年の湾岸アラブ諸国では、天然資源依存の経済から脱却を目指し、知識基盤経済の発展に向けて外国大学分校の積極的な受け入れが始まっている。そこでは、提供国と受入国の単純な二国間関係のみならず、国境を越えた高等教育サービスを規定する国際的枠組みや、産油国家独自の文脈の中での政府や現地アクターの介入などがせめぎ合う中で、教育の質保証のための制度整備および分校運営が行われている。特に多くの外国大学・高等教育機関の分校を受け入れているUAEとカタールを分析対象とし、この特異な地域で展開する外国大学分校の質保証のあり方を明らかにした日本初の挑戦的研究！
| タイトル | 湾岸アラブ諸国における外国大学分校の質保証 |
|---|---|
| 刊行日 | 2021年02月05日 |
| 著者 | 中島悠介著 |
| 定価 | ¥4180（本体¥3800+税） |
| ISBN | 978-4-7989-1667-5 |
| Cコード | 3037 |
| ページ数 | 272 |
| 判型 | A5 |
| 製本 | 上製 |
はしがき
主な質保証機関・制度名略語表／アラブ諸国・高等教育関連語句略語表
序 章 問題の所在と本研究の構成
第１章 分析枠組みと外国大学分校概況
第２章 UAE における高等教育質保証の制度的展開
第３章 ドバイのフリーゾーンにおける外国大学分校質保証の制度的展開
第４章 UAE 国内の質保証機関の外国大学分校への影響
第５章 外国大学分校質保証の2国間関係
第６章 カタールにおける外国大学分校の質保証
第７章 考察
終 章 湾岸アラブ諸国における外国大学分校質保証の特質
参考文献／あとがき
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