相互生成と「パトス」としての人間前著第1部で見た大学教員・学生間だけに限らず、すべての養育教育場面で、これまで自明とされてきた関係の非対称性が力を失い、かわって技術的合 理性の支配が露わになってきた。この危機のさなかで、新たな循環的・相互生成的な関係の成立可能性を追究する本書は、臨床的人間形成論に至るまで の京都学派以来の学問的系譜を精細に提示するとともに、没人間的な技術的合理性を超える根源的能動性、すなわち「パトス」としての人間の復権をめ ざす、渾身の力作である。
タイトル | 臨床的人間形成論の構築 |
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刊行日 | 2012年04月01日 |
著者 | 田中毎実 |
定価 | 2800+税) |
ISBN | 978-4-7989-0091-9 |
Cコード | 3037 |
ページ数 | 280 |
判型 | A5 |
製本 | 上製 |
序論 大学教育の臨床的研究から臨床的人間形成論の構築へ
第1章 臨床的人間形成論の系譜
第2章 人間形成論
第3章 臨床的人間形成論
第4章 臨床的人間形成論の展開
あとがき
文献索引
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