他者との衝突(コンフリクト)からいかにコミュニケーション能力を培うか?
日々の授業や部活動、サークル活動などで様々な出自の学生と、またアルバイトやボランティア活動などでは学外の人々と、そしてSNSなどを通して顔の見えない人々とも関わり合いを持つ現代社会の若者たち。多様な関係性の中に置かれることで「生きづらさ」を抱えている若者も少なくない一方、社会ではこうした他者との葛藤や対立――コンフリクト――を調整し、協働する能力が広く求められている。大学での具体的な授業実践や体験的活動を通して「コミュニケーション実践力」を培う方途を提言した時宜にかなった一冊!
タイトル | 共生社会の大学教育 |
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サブタイトル | コミュニケーション実践力の育成に向けて |
刊行日 | 2024年4月 |
著者 | 山地弘起編 |
定価 | ¥2640(本体¥2400+税) |
ISBN | 978-4-7989-1899-0 |
Cコード | C3037 |
ページ数 | 256 |
判型 | A5 |
製本 | 並製 |
はじめに
第1部 社会的葛藤と高校教育・大学教育
第1章 高校教育におけるコミュニケーション実践力の育成(唐木清志)
第2章 対立や葛藤の調整が埋め込まれている大学授業の創造(保崎則雄)
第3章 キャリアの多様性と社会正義を志向するライフキャリア教育の実践(勝又あずさ)
第2部 コンフリクトを介した学びと成長
第4章 行動変容と対話―コンフリクト・マネジメント能力の向上のための学習活動(鈴木有香)
第5章 紛争を転換する能力の育成―バイナリーを越えて平和アプローチへ(奥本京子)
第6章 身体視点からのコンフリクト・マネジメントの基礎づくり(山地弘起)
第3部 学生にみられるコミュニケーションの課題と支援方策
第7章 学生の「コミュニケーション強迫」と「学校人格」の様相と「潜在的ニーズ」(谷 美奈)
第8章 多様な学生たちがそれぞれの人生を生き抜く力を育てる大社接続(居神浩)
第9章 演劇的手法を活用したコミュニケーション教育からのアプローチ (Gehrtz 三隅友子)
終章 まとめ―コミュニケーション実践力の育成に向けて(山地弘起)
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