独立各校間の「一貫連携教育」構築のためにグローバル化の中、日本人の「英語下手」が重大な欠陥としてますます問題化しつつある。開始された小学校での英語教育の義務化は、事態転換の鍵となるか?ポイントは、小中高大間におけるカリキュラムの連続性と有効性だろう。立教学院が約10年間、小学校から大学院に至るまで、それぞれの学校の独自性を活かしつつ進めてきた英語の「一貫連携教育」を紹介・考察した本書は、そうしたカリキュラム構築のための得難い示唆となるだろう。
タイトル | 英語の一貫教育へ向けて |
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刊行日 | 2012年3月1日 |
著者 | 立教学院英語教育研究会編 鳥飼玖美子・寺﨑昌男監修 |
定価 | 2800+税) |
ISBN | 978-4-7989-0114-5 |
Cコード | 3037 |
ページ数 | 336 |
判型 | A5 |
製本 | 並製 |
はしがき―現代社会の課題に応える英語教育の姿を求めて
はじめに―英語の一貫教育へ向けて
Ⅰ部 学びを深めて―研修会の講演から
第1章 一貫と連携
1.立教が目指す英語教育の一貫と連携
2.英語教育における一貫と連携
第2 章 実践と理論
1.発想転換の力
2.中高一貫の指導と評価を見直す
3.生涯英語のすすめ
4.対論・『構造としての言語、実践としての言語』
第3 章 英語教育と学習意欲
1.そもそも学習意欲とは何か
2.学習意欲を引き出す
Ⅱ部 「生きた英語」を求めて―共同研究の中から
1.研究会議の現場から
2.相互授業参観
3.マイクロティーチング実践
4.「動機づけ」に関する共同実践研究の諸相
5.質的追跡調査 英語ワーキンググループ(英語教育研究会)の歩み
あとがき
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