啓蒙の知における均質・連続的な時空間を切断する、「拡がりのある時間」「生きられた空間」とは何か?単線的発展論への回収を阻むモダニティの「いま」を、「場」としての時空、現代居住区間、新たな都市空間論等、その両義的・重層的な動態を通じ多角的に論究する。現代のアクチュアリティを抉るシリーズ第7弾
タイトル | モダニティと空間の物語 |
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サブタイトル | 社会学のフロンティア |
刊行日 | 2011年5月31日 |
著者 | 吉原直樹・斉藤日出治編 |
定価 | 2600+税) |
ISBN | 978-4-7989-0053-7 |
Cコード | 3036 |
ページ数 | 352 |
判型 | 四六 |
製本 | 並製 |
序 章 モダニティの両義性と「時間-空間」の機制(吉原 直樹)
第1章 生活時空間としての「場」──その歴史的変質(齋藤 道子)
第2章 遠近法と調性の空間(和泉 浩)
第3章 住まうことの場所論(足立 崇)
第4章 空間から場所へ(大城 直樹)
第5章 住まうことのメタファー(小野田泰明)
第6章 制度の失敗とローカル・ガヴァナンス──正当性欠損・有効性欠損・効率性欠損(植木 豊)
第7章 (ジェントリフィケーション下の)都市への権利(酒井 隆史)
終 章 空間論の新しい方法基準──空間の政治(斉藤日出治)
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