歴史的源流から読み解く赤十字標章の意義と価値赤十字標章、赤新月標章、赤の水晶標章……。統一標章であることが望ましい国際的保護標章は、なぜ三つの標章が並存するようになったのか? その経緯を国際会議の議事録などから解き明かす、「人道のシンボル」を巡る国家の攻防の歴史。
タイトル | 赤十字標章の歴史 |
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刊行日 | 2012年09月01日 |
著者 | F・ブニョン著 井上忠男訳 |
定価 | 1600+税) |
ISBN | 978-4-7989-0140-4 |
Cコード | 3031 |
ページ数 | 144 |
判型 | A5 |
製本 | 並製 |
第一章 標章の統一
1 起 源
2 ロシア・トルコ戦争(一八七六年~一八七八年)
3 平和会議と改定会議(一八九九年、一九〇七年のハーグ会議、一九〇六年のジュネーブ会議)
4 一九二九年の会議
5 一九四九年の会議
6 近年の動向(一九四九年~一九七六年)
第二章 赤十字社の標章
1 各社の承認
2 未承認標章
むすび
1 現 状(一九七〇年代後半)
2 結 語〈訳者による補記〉 赤十字標章を巡る現在の状況と赤のクリスタル標章の採用原著者による文献目録
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