歴史と現代を貫通する強靱な社会学的考察断片的覚書から成る『獄中ノート』が孕む、強靱な方法論的一貫性と内的体系性の探求を通じ、その「実践の哲学」を基盤に浮かび上がる、社会の統合・更新の動態を見据えた、卓越した社会学的考察と論理。
タイトル | アントニオ・グラムシ |
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サブタイトル | 『獄中ノート』と批判社会学の生成 |
刊行日 | 2011年2月1日 |
著者 | 鈴木富久 |
定価 | 1800+税) |
ISBN | 978-4-7989-0036-0 |
Cコード | 3336 |
ページ数 | 208 |
判型 | 四六 |
製本 | 並製 |
はしがき
グラムシ関連地図
第1章 グラムシの生涯
第2章 『獄中ノート』と本書の課題に関する予備提議
第3章 『獄中ノート』体系の構造と「実践の哲学」
第4章 集合体と個人・人間・人類
第5章 歴史分析の理論枠組─知識人・階級・ヘゲモニー
第6章 拡大された国家概念─政治社会と市民社会
第7章 歴史分析の三次元方法論
第8章 「アメリカニズム」分析の方法
終章にかえて
あとがき
引用・参考文献
付 録
1 グラムシ 『獄中ノート』全冊の構成
2 獄中研究プラン
3 グラムシ略年譜索引
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