憲法精神の具現としてのイギリス憲政「憲法典」と名のつく単一の最高法規を持たぬイギリスが、憲政すなわち憲法に基づく政治運営において顕著な成功を収めているのはなぜか?
憲法を構成する諸法源を流れる自由と民主主義の精神に立脚し、多様な経験に鍛えられたイギリス憲政の歴史と実際の全てを、精細に紹介・考察した本書は、同時にわが国今日の姑息な政治を痛烈に批判し、肝心なのは「憲法典」の条文いじりではなく、その精神の具現であることをまざまざと実感させる。
タイトル | イギリス憲法I 憲政 |
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刊行日 | 2013年05月01日 |
著者 | 幡新大実著 |
定価 | 4200+税) |
ISBN | 978-4-7989-0174-9 |
Cコード | 3032 |
ページ数 | 376 |
判型 | A5 |
製本 | 上製 |
第一編 歴史
序 章 イギリスの暦
第一章 連合王国成立史
第二章 平和的生存権の歴史第二編 総論
第三章 法源
第四章 議会内王冠主権
第五章 選挙法改正第三編 統治機構
第六章 議会
第七章 行政府
補章 イギリスの王立委員会および調査委員会等について
第Ⅰ部のおわりに
余談と雑感
索引・引用参考文献・資料
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