開発教育からグローバル教育へ
―地球市民の育成をめざすオーストラリアの挑戦
経済開発援助から社会と人間のより包括的かつ持続可能な開発へ-開発概念の深化に伴い拡大・発展してきたオーストラリアの開発教育は、今や人権・多文化・環境・平和教育等とも分野を共有し、「地球的危機」解決へ向けた実践人育成をめざす「グローバル教育」として展開されている。本書は、こうした経緯を活写し、さらに、カリキュラム、授業実践、評価法など学校教育への導入について具体的に紹介・考察した初の書であり、今後のわが国の開発教育・グローバル教育充実のため必須の研究である。
タイトル | オーストラリアのグローバル教育の理論と実践 |
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サブタイトル | 開発教育研究の継承と新たな展開 |
刊行日 | 2014年02月26日 |
著者 | 木村裕著 |
定価 | 3600+税) |
ISBN | 978-4-7989-1220-2 |
Cコード | 3037 |
ページ数 | 272 |
判型 | A5 |
製本 | 上製 |
序 章
第Ⅰ部 グローバル教育の歴史的展開
第1 章 開発教育から グローバル教育への歴史的展開
第2 章 グローバル教育プロジェクトの全体像とその特質
第Ⅱ部 グローバル教育プロジェクトへの開発教育研究の継承
第3 章 コルダーとスミスの 開発教育論の特質と課題
第4 章 フィエンの 開発教育論の特質と課題
第5 章 『 グローバル・パースペクティブ・シリーズ』に対する連邦政府からの影響
第Ⅲ部 グローバル教育の新たな展開と可能性
第6 章 『 グローバル・パースペクティブ・シリーズ』に基づく実践の具体像とその可能性
第7 章 後期中等教育修了試験が実践に及ぼす影響
終 章
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