その生涯を賭けドラッカーが残したもの1939年の『経済人の終わり』以来すでに70年以上にわたり、ドラッカーが常に読まれ語られ続けているのはなぜか?無数の類書をはるかに超えて、社会と産業の文明論的転換に向け視野を全開してきたドラッカーの真髄を、「すでに起こった未来」への認識と捉え、その思想と生涯が我々に残した「警鐘」が孕む意味を具体的に追究した本書は、経済の混迷はじめ今日世界を覆う暗雲を通して、そこに出現している未来を見顕すことの重要性を強く示唆する。
タイトル | ドラッカーの警鐘を超えて |
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刊行日 | 2011年11月1日 |
著者 | 坂本和一 |
定価 | 2500+税) |
ISBN | 978-4-7989-0085-8 |
Cコード | 3034 |
ページ数 | 288 |
判型 | 四六 |
製本 | 上製 |
1.「すでに起こった未来」を認識せよ ―「社会生態学者」ドラッカーの二つの「発明」
2.「マネジメント」はいかにして「発明」されたか ―経営者権力の正統性と「マネジメントの発明」
3.「イノベーション」はいかに「発明」されたか ―「断絶の時代」の到来と「イノベーションの発明」
4.経営戦略は常に陳腐化のおそれがある ―ドラッカー『企業とは何か』はスローンの何を評価し、何を評価しなかったか
5.経営危機は「事業の定義」を疑え ―企業はいかにして永続性を保つか
6.公的サービス機関のイノベーションをいかに進めるか ―大学のイノベーションを求めて
7.結びに ―APU開設準備に見た「すでに起こった未来」
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