タイトル 価値・意味・秩序
サブタイトル もう一つの哲学概論:哲学が考えるべきこと
刊行日 2014年04月25日
著者 松永澄夫
定価 3900+税)
ISBN 978-4-7989-1195-3
Cコード 3010
ページ数 528
判型 A5
製本 並製

自ら「哲学すること」へと読者を誘う新たな哲学概論
索引を見ると本書本文に現れる歴史上の哲学者名はわずかに2件、哲学諸説の「勉強」は明らかに本書の目的ではないのだ。本書には二重の狙いが込められている。自己、生活、社会、死等を巡って著者が日常的な言葉で語り進める考察は、所説の提示である。同時に、重要な諸概念の発生の順序を、それらを支える諸文脈ともに明らかにしてゆく或る考える仕方、すなわち「哲学する」仕方の具現化なのだ。いわば本書は、これらの考察や仕方を通じて、読者が直面する切実な問題に向け自ら「哲学する」ことを促す、渾身の誘いに他ならない。

第1章 自分が書き込まれた地図を描く
第2章 地図の地図
第3章 生活と思索と言葉
第4章 価値・意味・秩序
  付論 情報の海という人口世界の中で
第5章 人の社会の秩序をつくるもの
第6章 現実性の強度と秩序
第7章 在ることと為すこと
第8章 諸価値のもとでの自己定位
第9章 死の観念に映された生の姿

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