吉野川の空は広い人々が感嘆する大河の「正史」
国と県が強力に推進した吉野川可動堰建設を中止に追い込んだのは、徳島市民の力だった。2000年1月、実現をみた住民投票は、圧倒的多数で同計画を拒否したのである。この成果をもたらした「徳島方式」と呼ばれる新しい運動のスタイルは どのように形成・展開されたのか、そして住民の意思を 政治に反映させることに 成功した秘訣は何か――本書は、徳島市民の17年にわたる活動の記録であると同時に、代表民主制の機能不全を補完し、豊か な地域社会を築くための手がかりを示した具体的テキストである。
タイトル | 吉野川住民投票 |
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サブタイトル | 市民参加のレシピ |
刊行日 | 2013年10月01日 |
著者 | 武田真一郎 |
定価 | 1800+税) |
ISBN | 978-4-7989-1192-2 |
Cコード | 3031 |
ページ数 | 136 |
判型 | 四六 |
製本 | 上製 |
はじめに
第一章 吉野川第十堰
第二章 可動堰計画と吉野川シンポジウム
第三章 審議委員会とダム堰の会
第四章 住民投票の会と直接請求
第五章 条例案の否決と市議会選挙
第六章 住民投票の実現
第七章 吉野川流域ビジョン21委員会
第八章 可動堰完全中止へ
第九章 吉野川から未来の川へ
おわりに
索引
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