国連実務経験者による組織再生のための労作国連も決して過誤皆無の組織ではなく、時にイラク石油食料交換計画でのような政治的腐敗さえ惹起する。こうした破綻根絶をめざす国連の改革を、国連機関で実務経験を持つ著者が、予算制度改革に基づく「管理型」と、直接的・対面的応答に立脚した「政治的」という、二つのアカウンタビリティーの概念と実際を通じて詳細に考察した本書は、加えて両者を結合し行政を統制する「監査」の重要性を力説した、まさに組織再生のための労作である。
タイトル | 国連行政とアカウンタビリティーの概念 |
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サブタイトル | 国連再生への道標 |
刊行日 | 2012年2月1日 |
著者 | 蓮生郁代 |
定価 | 3200+税) |
ISBN | 978-4-7989-0094-0 |
Cコード | 3032 |
ページ数 | 256 |
判型 | A5 |
製本 | 上製 |
序 論
第Ⅰ部 国連の管理型アカウンタビリティーの概念分析
第1章 国連の管理型アカウンタビリティーの基本的構造
第2章 管理型アカウンタビリティーの概念の推移のモデル
第3章 国連の管理型アカウンタビリティーの概念の推移
第4章 国連に導入された新公共経営論の特徴
第Ⅱ部 国連の行政監査の制度的分析
第5章 行政監査機能の判断基準
第6章 イラク国連石油食糧交換計画にみる行政監査の制度的課題
第7章 参加の拡大とオーディエンス
結 論 国連再生への道標
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