タイトル 国際共生とは何か
サブタイトル 平和で公正な世界へ
刊行日 2014年2月28日
著者 黒澤満著 編
定価 2000+税)
ISBN 978-4-7989-1211-0
Cコード 1031
ページ数 240
判型 四六
製本 並製

現代世界の根底的課題――「国際共生」とは何か
「共生」は今、理論・実態の考察不十分のまま、一種聞こえのいい定型句と化しつつある。特に今日のグローバル化において根底をなすべき「国際共生」に関する研究は至って乏しい。それは例えば「国際共存」「国際協力」等とどこが異なりどこが新しいのか――本書は、従来の国家間関係主体の考察のみでなく、さまざまな国際的アクターの協力・調整に基づく現代国際共生の概念と在り方を、平和、人権、環境、開発、教育の各分野を通じ、鋭意追求する。

序章 国際共生の意義と課題(黒澤 満)
第1章 「国際共生」概念の意義-〈危機〉から〈共生〉へ(佐々木寛)
第2章 国際共生と東アジアの平和構築(千葉 眞)
第3章 人権ギャップの維持/縮小の政治:交差するラインを超えて(土佐弘之)
第4章 公正なグローバル秩序のための人権の潜在力(川村暁雄)
第5章 自然資源の「協治」からみた「国際共生」(井上 真)
第6章 対立か協調か-気候変動と国際共生(高村ゆかり)
第7章 2015年以降の開発アジェンダへ向けた開発協力のあり方(勝間 靖)
第8章 国際開発CSOと国際共生-「援助効果」議論を中心に(高柳彰夫)
第9章 母語教育とアイデンティティ-中国にルーツを持つ子どもたちを中心に(高橋朋子)
第10章 進学問題と教育支援-ニューカマー児童・生徒の場合(乾 美紀)

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