高度成長期の列島大変動と闘争論の諸相わが国社会の相貌を一変させた高度成長期における地域社会変容の諸相を、大都市郊外・周辺、中山間地、地方都市、また企業の進出に伴い英国に移住した日本人居住地等にわたり多角的に追究・考察した本書は、さらに、こうした大変動が孕む有形無形の社会的コンフリクトを焦点にその思考を展開した、いわゆる「闘争論」に立脚する内外7名の営為の紹介を通じ、理論と実証の両面から社会変動の実態を浮き彫りにした労作である。
タイトル | 地域社会研究と社会学者群像 |
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サブタイトル | 社会学としての闘争論の伝統 |
刊行日 | 2011年12月1日 |
著者 | 橋本和孝 |
定価 | 5900+税) |
ISBN | 978-4-7989-0089-6 |
Cコード | 3036 |
ページ数 | 416 |
判型 | A5 |
製本 | 上製 |
第Ⅰ部 高度成長と地域社会研究
序 章 経済成長の変化と地域社会研究
第1章 大都市郊外地区のコミュニティづくり
第2章 大都市郊外地区の都市再開発とコミュニティ形成
第3章 高度成長と大都市周辺地域の住民生活の変容
第4章 山村住民の生活環境
第5章 盛岡市の基本計画の展開
第6章 北東イングランド生活者の住居とライフスタイル
第Ⅱ部 マクロ社会学者たち──闘争論の伝統
序 章 闘争論に立つ社会学者群像
第1章 ロバート・S・リンド
第2章 賀川豊彦
第3章 島崎 稔
第4章 安原茂の宗教社会学
付論1 石川淳志
付論2 富田富士雄
付論3 藤田弘夫との交流
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