精密で今日的意義に富む研究を集大成した遺著。ドイツ及び日本の大学理念・制度・行政研究を中心に、精密・正確な歴史的検証に基づく優れた業績を高等教育分野に残し、2011年に急逝された著者の遺著。本書は、フンボルト理念の再検討をはじめ、ドイツと日本の大学改革の史的研究に教員養成問題等を加えた、著者の業績の集大成であり、その研究の今日的意義は、巻末に収録された6人の研究者による「解題」にも鮮明に反映されている。
タイトル | 大学理念と大学改革 |
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サブタイトル | ドイツと日本 |
刊行日 | 2015年04月31日 |
著者 | 金子勉著 |
定価 | ¥4620(本体¥4200+税) |
ISBN | 9784798912806 |
Cコード | 3037 |
ページ数 | 384 |
判型 | A5 |
製本 | 上製 |
第1部 大学理念の再検討
第1章 大学論の原点―フンボルト理念の再検討
第2章 ドイツにおける近代大学理念の形成過程
第2部 ドイツにおける大学改革
第3章 ドイツにおける大学の組織原理と実態
第4章 ドイツにおける大学改革の動向
第5章 ドイツにおける大学の質保証の展開
第3部 日本における大学改革
第6章 大学の法的地位と組織改革
第7章 教員養成史と大学の役割
第8章 学部教育改革の課題
解 題
学問の意義と大学の役割―金子勉の大学研究に学ぶ/高木英明
金子勉の大学論の原点に関する研究/服部 憲児
―「フンボルト理念」をめぐる諸問題について
金子勉による大学の管理運営制度論の今日的意義/山下晃一
「大学」制度史に関する覚え書き/大谷奨
―金子勉からの示唆を得つつ
大学の法的地位・設置形態の研究と大学の可能態/大野裕己
―金子勉の大学研究に学ぶ
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