現代大学教育の焦点的課題群に肉迫する研究教育の質保証は今日の高等教育最大の課題だ。だが、現代社会が要求する保証されるべき教育の質とは何か、また教育の成果としての学生の質向上は具体的にどう測られるのか──これらの問題意識のもと展開・考察される三つの問題群、すなわちいま世界の高等教育が共通して追究する普遍的な技能、学生の成長の測定手法開発、初年次から学士課程を貫通する教育のあり方等、現代大学教育の焦点的課題に肉迫した本書は、まさに関係者必読の研究である。
タイトル | 学士課程教育の質保証へむけて |
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刊行日 | 2012年3月1日 |
著者 | 山田礼子 |
定価 | 3200+税) |
ISBN | 978-7989-0112-1 |
Cコード | 3037 |
ページ数 | 273 |
判型 | A5 |
製本 | 上製 |
序 大学教育の質保証にむけて
第一部 高等教育の質保証の動向と評価
第1章 世界の高等教育政策と質保証
第2章 学習成果測定方法の考察
第3章 学生調査による大学教育の成果測定
第4章 学生の情緒的側面の充実と教育成果
第5章 大規模継続型学生調査の可能性
第6章 教育の質保証とIR─学生調査の活用
第二部 学士課程教育の保証―日米比較
第7章 『学士課程教育』が提起する課題とは
第8章 大学における初年次教育の展開─米国と日本
第9章 初年次教育のための組織体制づくり
第10章 初年次教育の展開と課題
第11章 大学から見た高校との接続
第12章 米国の高等教育におけるアーティキュレーション
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