学校教育目標の具体化・達成̶そして更なるレベルアップに向けた提言!
受験や就職だけではなく、人間の豊かな資質・能力を育成する教育の在り方が問われている近年の教育界では、大学評価や質保証などを総合したデータの収集・分析、いわゆる「IR(Institutional Research)」と呼ばれるマネジメントの導入が進められてきた。本書は、全国の国公私立高校5,065校を対象としたアンケート調査および、IRを中等教育に導入した野心的取り組みを行う4校の実践事例を基に、その現状と課題を浮かび上がらせ、スクール・ポリシーを起点とした新たな学校教育改革を提言する!
タイトル | 学校教育目標(スクール・ポリシー)のアセスメントとカリキュラム・ マネジメントの組織化に向けて |
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刊行日 | 2024年12月20日 |
著者 | 溝上 慎一 編著 |
定価 | ¥2200(本体¥2000+税) |
ISBN | 9784798919317 |
Cコード | 3037 |
ページ数 | 164 |
判型 | A5 |
製本 | 並製 |
溝上 慎一(ミゾカミ シンイチ)(編著)
1970 年生まれ。大阪府立茨木高等学校卒業。神戸大学教育学部卒業。京都大学博士(教育学)。1996 年京都大学高等教育教授システム開発センター助手、2000 年同講師、教育学研究科兼任、2003 年京都大学高等教育研究開発推進センター助教授(のち准教授)、2014 年同教授。2019 年学校法人桐蔭学園理事長、桐蔭横浜大学学長(2020-2021 年)。現在に至る。
大学教育学会理事、東京大学大学院教育学研究科客員教授、公益財団法人電通育英会大学生調査アドバイザー、学校法人河合塾教育研究開発本部研究顧問、文部科学省各委員、大学の外部評価・中学・高等学校の指導委員、日本学術会議連携会員等。日本青年心理学会学会賞(2013 年)、日本教育情報学会論文賞(2023 年)受賞。(担当章:はじめに、第1 ~ 3 章)
川妻 篤史(カワツマ アツシ)(著)
桐蔭横浜大学教育研究開発機構教授、前桐蔭学園中等教育学校教諭・校長補佐(担当章:第4 章事例1)
合田 意(ゴウダ ノゾミ)(著)
大手前高松中学・高等学校 教諭・前教育企画部長(担当章:第4 章事例2)
滝 陽介(タキ ヨウスケ)(著)
富士市教育委員会 富士市立高等学校 指導主事(担当章:第4 章事例3)
斉藤 雅(サイトウ ミヤビ)(著)
静岡県立静岡東高等学校 教諭、前富士市教育委員会 富士市立高等学校 指導主事(担当章:第4 章事例3)
山本 はるか(ヤマモト ハルカ)(著)
品川女子学院教諭(担当章:第4 章事例4)
山崎 碧(ヤマザキ アオイ)(著)
品川女子学院 教諭(担当章:第4 章事例4)
はじめに
第1章 理論
第2章 学校教育目標のアセスメントとカリキュラム・マネジメントの組織化に向けた実践的提案
第3章 アンケート調査から見る全国高校のスクール・ポリシー体制、データ・マネジメントの実態
第4章 事例
事例1 桐蔭学園高等学校・中等教育学校(川妻篤史)
事例2 大手前高松中学・高等学校(合田意)
事例3 富士市立高等学校(滝陽介・斉藤雅)
事例4 品川女子学院中等部・高等部(山本はるか・山崎碧)
事項索引/人名索引/執筆者一覧