新たな社会福祉システムの動態と問題点介護保険制度の導入はわが国の高齢者福祉の理念とシステムを根本的に変えた。新たな対人サービス民営化の主役として登場した営利事業者。役割を大きく変えた行政、また社会福祉法人や医療法人等既存の非営利組織──新制度下におけるこの三者の活動実態と相互の関係性を、新たな実地調査等を通じ分析・考察するとともに、海外諸国との比較も交え、理論と実際の両面からわが国の現状・問題点・課題を追求・摘出した、時宜にかなった労作。
タイトル | 対人サービスの民営化 |
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サブタイトル | 行政-営利-非営利の境界線 |
刊行日 | 2011年4月 |
著者 | 須田木綿子 |
定価 | ¥2530(本体¥2300+税) |
ISBN | 978-4-7989-0056-8 |
Cコード | 3036 |
ページ数 | 136 |
判型 | A5 |
製本 | 上製 |
第1章 はじめに
第2章 行政役割の拡大と非営利サービスの供給組織の変容
第3章 民営化された対人サービス領域の分析枠組み
第4章 民営化された対人サービスとしての介護保険制度
第5章 対人サービスの民営化をめぐる我が国の課題
補 論
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