改革と葛藤の35年─得たものと失ったもの第二次大戦後アメリカの教育は、社会的正義実現の先駆として、地域間、人種間、男女間等、あらゆる差別の撲滅をめざし突き進んだ。そこで生起した様々の対立と矛盾──連邦支援と地方の主体性喪失、人種差別撤廃と白人の郊外脱出、大量進学と教科の多様化及び学問的教科の衰退はじめ、次作『学校改革抗争の100年』でさらに強調される、理想追求と教育の実質、量的拡大と学力形成等、改革が孕む二律背反(※ルビ:トレードオフ)関係を浮彫りしつつ、The Toroubled Crusade「葛藤続きの教育十字軍」35年間の全貌を活写した代表作。
タイトル | 教育による社会的正義の実現 |
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サブタイトル | アメリカの挑戦(1945-1980) |
刊行日 | 2011年5月1日 |
著者 | D・ラヴィッチ著 末藤美津子訳 |
定価 | ¥6160(本体¥5600+税) |
ISBN | 978-4-7989-0048-3 |
Cコード | 3037 |
ページ数 | 544 |
判型 | A5 |
製本 | 上製 |
第1章 戦後の教育を主導した人々
第2章 進歩主義教育の勃興と衰退
第3章 忠誠心の調査
第4章 人種と教育―ブラウン判決
第5章 人種と教育―社会科学と法
第6章 バークレー校からケント州立大学まで
第7章 改革主義者、急進主義者、ロマン主義者
第8章 教育をめぐる新たなかけひき
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