日本人芸術家のもう一つの生き方天皇陛下、東郷元帥、大隈前首相、珍田大使(駐英)、そして牧野義雄──世界の名士として選んだ日本人五人中の一人という、新聞年鑑(1919 年)の評価が示す英国での名声と、今彼の名を知る人さえ稀な日本の現状──この極端な落差が語るものは何か?留学そして帰国後の声価というわが国 画壇の定型を破り、英国の庶民に支えられ、さらに上流社交界でも愛され、半世紀にわたり現地で活躍し続けた水彩画家の生涯が、風景画を中心とした 画業とともに蘇る。
タイトル | 日本人画工 牧野義雄 |
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サブタイトル | 平治ロンドン日記 |
刊行日 | 2013年03月01日 |
著者 | ますこひろしげ著 |
定価 | 5400+税) |
ISBN | 978-4-7989-0164-0 |
Cコード | 3070 |
ページ数 | 560 |
判型 | A5 |
製本 | 上製 |
口 絵プロローグ 「神々の愛でし人」
第一章 天国の入口
第二章 霧中彷徨
第三章 霧中の灯
第四章 夜明けの歌
第五章 カラー・オブ・ロンドン
第六章 広がる世界
第七章 日本の五人の名士第八章 交際社会の寵児第九章 社交と隠遁第十章 戦間期エピローグ 懐かしき父母の膝下にあとがき
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