まさに生涯現役の活力溢れる時評・研究史卒寿を過ぎてなお第一級の研究・分析・批判力──そのみなぎる知の活力を如実に示す432頁。わが国教育社会学のパイオニアとして、多くのユニークな研究で戦後の教育界をリードした著者による、教育・社会・政治、さらに2011年の東日本大災害に至るまで30年に及ぶ定点観測的社会時評及び、共にわが国の嚆矢をなした夜間大学院、臨床教育学に関する記念碑的論考から成る本書は、教育関係者のみならず、広範な読者の共感必至の一冊である。
タイトル | 未曾有の「国難」に教育は応えられるか |
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サブタイトル | 「じひょう」と教育研究60年 |
刊行日 | 2012年03月01日 |
著者 | 新堀通也 |
定価 | 2800+税) |
ISBN | 978-7989-107-7 |
Cコード | 3037 |
ページ数 | 432 |
判型 | A5 |
製本 | 並製 |
はじめに―なぜ本書を出版するのか
第1部 戦後から21世紀まで何を主張してきたか
Ⅰ 時代と教育
Ⅱ 教育改革の再検討
Ⅲ 学校の宿命
Ⅳ 教師と子ども
Ⅴ 教育格差と大学
Ⅵ 未曾有の「国難」
Ⅶ メルトダウンする教育
第2部 教育研究60年の自分史
Ⅰ 教育社会学と私
Ⅱ 臨床教育学の課題―研究歴をふまえて
Ⅲ わが研究の軌跡―ある教育研究者の「自分史」
Ⅳ 教育研究60年―分析図表の提唱
第3部 著書一覧
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