「日本という西洋とは異質な独自の高度な文明が元来持っていた法制度とはどういうものだったのか?」そうした外国人の素朴な疑問に答え、同時に自らを振り返るための、日本人必携の一冊。
イギリス法をドイツ法学の眼鏡で見ると大切なことを見落とす。同様に、近代以前の日本法もドイツ法学の眼鏡で見ずに、まず、その時代のその国の法律としてありのままの姿をみる。それが比較法の第一歩だ。本書は、そういう比較法の手法を江戸時代~明治初期の日本に応用した実証的な労作である。
タイトル | 根証文から根抵当へ |
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刊行日 | 2013年10月01日 |
著者 | 幡新大実 |
定価 | 2800+税) |
ISBN | 978-4-7989-1190-8 |
Cコード | 3032 |
ページ数 | 152 |
判型 | A5 |
製本 | 上製 |
はじめに
序 論
第一章 江戸時代の長崎貿易における家 質根証文
第二章 江戸時代の長崎貿易におけるそ の他の根証文
第三章 江戸時代のその他の根証文と全 体の総括
第四章 江戸時代の「根担保取引」と呼 びうる金融取引
第五章 江戸時代の根目録
第六章 明治初期における根抵当
第七章 近代法上の根抵当
第八章 根目録と根抵当
結論 根証文は根抵当の起源か?
文献目録/おわりに
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