「死の質」の考察なくして「生の質(QOL)」向上はあり得ない
緩和ケアの専門家・医師・医療経済学者・医療社会学者といった多くの専門家へのインタビューを踏まえ、各国の終末期ケアの内容を、その費用・質・利用可能性等のカテゴリーから点数化し順位付けした本書は、特に高齢者人口が増加している我が国におけるこの問題の重要性を浮彫りにするとともに、従来の治療中心の医学ではなおざりにされてきた、終末期を迎えた患者の苦しみを軽減することの意義を明示する。
タイトル | 死の質 |
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サブタイトル | エンドオブ・ライフ・ケア世界ランキング |
刊行日 | 2013年10月01日 |
著者 | Economist Intelligence Unit著 丸祐一・小野谷加奈恵・飯田亘之訳 |
定価 | 1200+税) |
ISBN | 978-4-7989-1196-0 |
Cコード | 3047 |
ページ数 | 88 |
判型 | A5 |
製本 | 並製 |
本報告書の概要
序説:エンド・オブ・ライフに対処する新たな挑戦
1.死の質指数
2.エンド・オブ・ライフケアの文化的な課題
死と死んでゆくことへの様々な態度
各国の議論の水準
3.エンド・オブ・ライフケアの経済
資金援助の様々なモデル
長期入院患者がバランスを変える
4.エンド・オブ・ライフケアにおける政策上の問題
政府の認識
主流のヘルスケアサービスへエンド・オブ・ライフケア を組み入れること
在宅ケアの能力を高める
5.結 論
付録:指数の算出方法
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