「生の拡充」と「相互扶助」との不離一体性をめざして
いま社会を覆う「現代的不幸」の根底に、若者を中心とした自己肯定感の低下がある。20世紀初頭、閉塞と強圧の状況下、「生の拡充」すなわち自己肯定感の拡充をめざした大杉の全生涯が、現代に示唆するものは何か―その強烈な個性の底に潜む繊細な魂の軌跡を辿り、個人における「生の拡充」と社会における「相互扶助」の一体性を明示した本書は、まさに今日における大杉の思想の現代的甦りをめざした一里塚である
タイトル | 現代に甦る大杉榮 |
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サブタイトル | 自由の覚醒から生の拡充へ |
刊行日 | 2013年11月02日 |
著者 | 飛矢崎雅也著 |
定価 | 2800+税) |
ISBN | 978-4-7989-1191-5 |
Cコード | 3031 |
ページ数 | 416 |
判型 | 四六 |
製本 | 上製 |
はしがき
序論
第一部 大杉の思想的原点―「自叙伝」の世界―
第一章 「自由」の原点
第二章 「社会」の原点
第三章 大杉の思想的原点
第二部 「自由」と「社会」―大杉のアナーキズム―
第一章 大杉と同時代
第二章 〈生の拡充〉―「反逆」の原理
第三章 〈征服の事実〉と〈相互扶助〉
第四章 自由連合論
第五章 「乱調」のアナーキズム
あとがき/事項索引/人名索引
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