途上国保育支援の重要性と新たなあり方世界では発展途上国を中心に1日22,000人以上の子どもが5歳前に命を失っている。死を免れた場合でも、劣悪な保育環境は乳幼児の知的・身体的発達に致命的影響を及ぼす。こうした事実を見据え、従来全般的な貧困削減や初等教育援助の陰に隠れて低い優先順しか与えられてこなかった、国際協力による保育分野への支援と、その効果的・具体的なあり方を、Early Childhood Development(ECD)の視点から論考した、本書の持つ意義は大きい。
タイトル | 発展途上国の保育と国際協力 |
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刊行日 | 2012年02月01日 |
著者 | 浜野隆・三輪千明 |
定価 | 3800+税) |
ISBN | 978-4-7989-0097-1 |
Cコード | 3037 |
ページ数 | 336 |
判型 | A5 |
製本 | 上製 |
第Ⅰ部 発展途上国の保育と開発
第1章 途上国の乳幼児を取り巻く状況
第2章 ECDという概念
第3章 途上国の保育内容と保育方法
第4章 ECDの効果と意義
第Ⅱ部 保育の現状と課題
第5章 EFAの現状と課題
第6章 サブサハラアフリカ
第7章 アジア
第8章 ラテンアメリカ
第Ⅲ部 保育分野の国際協力
第9章 国際協力の動向と事例
第10章 実践アプローチと立案上の留意点
第Ⅳ部 保育分野の国際協力における課題
第11章 国際教育協力の意義と歴史
第12章 国際教育協力の潮流と保育・幼児教育
第13章 日本のECD支援の課題
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