新たな役割形成から自我の再構成へますます複雑化・多元化する世界に対応するため、自我の複数化・分断化を強いられている現代人──単一で恒常的な自我への夢を失った我々に、疎外と自己閉塞を打破する方途はあるのか? 他者の期待に合わせ自己を装い続ける「印象操作」への埋没は、自己喪失への一本道だ。本書は、現代多重共生社会の中で、他者の期待の単なる受容ではなく、それを積極的に乗り越えつつ自己を創発してゆく、新たな「役割形成」論をダイナミックに展開する。
タイトル | 社会的自我論の現代的展開 |
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刊行日 | 2012年1月1日 |
著者 | 船津衛 |
定価 | 2400+税) |
ISBN | 978-4-7989-0093-3 |
Cコード | 3036 |
ページ数 | 240 |
判型 | 四六 |
製本 | 並製 |
序 章 現代人の自我のゆくえ
第1章 社会的自我の形成
第2章 社会的自我とコミュニケーション
第3章 社会的自我と社会的感情
第4章 社会的自我のナラティブ構成
第5章 社会的自我と創発的内省
終 章 創発的内省による自我と社会の新たな形成に向けて
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