既成の諭吉像に
新たな1ページを加える新研究
諭吉は誰もが知る明治維新期の代表的言論人であり、いわば近代日本を導いた「啓蒙の巨人」である。当然もはや研究の余地がないほど関係書も無数だが、同時にこうした「巨人」には、従来語られなかった未知の一面を常に内蔵しているという特性があるのだ。本書もまた、諭吉の全体像を俯瞰すると共に、諭吉と明治政府との関係をはじめ、その宗教観、特に「ユニテリアン」評価等につき新たな見解を展開して、既成の諭吉像に変容をもたらす93歳の知的営為。
タイトル | 福沢諭吉 〔新版〕 |
---|---|
刊行日 | 2015年01月27日 |
著者 | 高橋 昌郎 |
定価 | 2000+税) |
ISBN | 978-4-7989-1269-1 |
Cコード | 1021 |
ページ数 | 200 |
判型 | 四六 |
製本 | 上製 |
はじめに
序 章
Ⅰ 中津藩士として
Ⅱ 外遊と著述と
Ⅲ 啓蒙と出版と
Ⅳ 慶応義塾と彦次郎と
Ⅴ 諭吉の宗教観
あとがき
福沢諭吉年譜
関連書籍