実践経験にもとづく合意形成マネジメントの理論的考察
社会的合意形成―それは様々な国土整備事業、とりわけ広い地域に不特定多数の関係者を持つ自然再生事業には不可欠だ。行政の一方的主導、安易な多数決方式等、従来型の事業推進を超え、多様な対立をどう克服し、適切な協働をもたらすか? 本書は、トキ野生復帰事業と密接な関連を持つ佐渡島の天王川・加茂湖再生事業の実践経験をベースに、合意形成プロセスの全局面にわたる普遍的な理論と技術を導き出した労作であり、まさに今日必読の書である。
タイトル | 自然再生と社会的合意形成 |
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刊行日 | 2014年02月01日 |
著者 | 髙田知紀著 |
定価 | 3200+税) |
ISBN | 978-4-7989-1213-4 |
Cコード | 3036 |
ページ数 | 264 |
判型 | A5 |
製本 | 上製 |
序 章
第Ⅰ部 合意形成マネジメントの課題
第1章 自然再生事業への市民参加
第2章 自然再生事業の創造的展開に向けた課題
第Ⅱ部 行政主体の自然再生における合意形成マネジメント
第3章 トキ野生復帰のための佐渡島・天王川自然再生事業
第4章 地域社会におけるインタレスト形成の構造分析
第5章 「局所的風土性」の概念
第Ⅲ部 市民主体の自然再生における合意形成マネジメント
第6章 佐渡島・加茂湖の包括的再生に向けた活動
第7章 コモンズとしての加茂湖
第8章 市民工事
第Ⅳ部 合意形成の評価
第9章 自然再生事業における合意形成プロセスの評価
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