〈からだ〉に読み書きさせる実験授業報告○よい文章を正確に書き写す。それは、学問するための基礎体力を養う。○読み書き教育は〈からだ〉を育てることなしにはあり得ない。その意味で、体育(※体育に圏点)なのである。○学生は他人(ルビ:ひと)の文章をその通りに書き写し、一点一画、一字一字を意識する。学生に書き換える自由はない。○この不自由が学生に語の異同を意識させる。学生は語の選択について闘い始める。文章の書き手との論争をするに到る。
タイトル | 視写の教育 |
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サブタイトル | 〈からだ〉に読み書きさせる |
刊行日 | 2011年11月1日 |
著者 | 池田久美子 |
定価 | 2400+税) |
ISBN | 978-4-7989-0092-6 |
Cコード | 3037 |
ページ数 | 240 |
判型 | A5 |
製本 | 上製 |
序論 なぜ視写を課したのか
第一章 読み書き教育は体育である
第二章 〈筆触〉とマス目
第三章 写し間違いは思考を刺激する
第四章 「私ならこう書く」─学生の主張
第五章 異同の意識
第六章 〈からだ〉の鍛え方─早稲田大学「学術的文章の作成」授業と比較する
補遺 「『書く』っていいなあ」
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