韓国はなぜ才能教育を推進するのか世界最高水準にある教育の機会均等化の中、なぜ才能教育が強力に推進されるのか、またこの平等と選別という両極端の傾向は、公教育の内部でどう統合されるのか──これらの本質的問題の解明はじめ、広範な調査の下、韓国才能教育制度の全貌を追究・考察した労作。その展開の歴史的経緯と固有の社会的役割等、同国の独自性への目配りも含め、才能教育への本格的検討がまだ緒についていないわが国に対し、本書が示唆するものは極めて大きい。
タイトル | 韓国の才能教育制度 |
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サブタイトル | その構造と機能 |
刊行日 | 2011年3月1日 |
著者 | 石川裕之 |
定価 | ¥4180(本体¥3800+税) |
ISBN | 978-4-7989-0045-2 |
Cコード | 3037 |
ページ数 | 368 |
判型 | A5 |
製本 | 上製 |
序 章 研究の目的と課題
第1章 一般学校教育制度の構造と選抜システム
第2章 才能教育制度の登場と初期の選抜システム
第3章 才能教育制度の量的拡大と構造変容
第4章 新たな才能教育制度の構築
第5章 新たな才能教育機関の運営実態と選抜システムの複合化
第6章 アクセラレーションが果たす機能
終 章 才能教育制度の構造と機能
引用文献
索 引
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