徹底した権力批判と独自の社会的個人主義
―強烈な人間性が培ったユニークな政治思想の再定置
大杉榮の強烈な個性は、会ったものたちに電撃を走らせた。若い
学究を魅了した大杉の「自由主義」とは、「個人主義」とはなにか。
あらゆる強制と隷従に反対し、突破しようとした大杉の自由な魂への
共感を収める。
タイトル | [新装版] 大杉榮の思想形成と「個人主義」 |
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刊行日 | 2014年06月05日 |
著者 | 飛矢﨑雅也 |
定価 | 2700+税) |
ISBN | 978-4-7989-1237-0 |
Cコード | 3031 |
ページ数 | 328 |
判型 | 四六 |
製本 | 並製 |
第1章 先行研究の概観と分析
第2章 思想形成の過程
第1節 " 生" の目覚め――少年時代
第2節 社会主義の一兵卒――社会主義運動への参加
第3節 監獄――自立の思想
第4節 大逆事件――「縊り残され花に舞ふ」
第5節 『近代思想』時代――「冬の時代」を破る
第6節 葉山事件――新しい出発
第3章 大杉榮の個人主義
第1節 「社会的個人主義」
第2節 「個人」と「社会」――大杉榮の自我思想
第3節 「明治社会主義者」との比較
第4節 当時の「文壇の個人主義者」との比較
第5節 大杉榮の個人主義
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