STEM人材育成に必要なグローバル・コンピテンスを培う、高等教育の「頭脳循環モデル」を提示する!
グローバルな労働市場におけるSTEM人材の重要性が周知されるようになって久しい今日、その人材育成にとって高等教育は重大な責務を担っている。本書は、日本・中国・米国のSTEM分野卒業生に対して行った国際比較調査や海外訪問調査を通し、STEM人材に求められるグローバル・コンピテンスを明らかにする。人文・社会科学分野の卒業生に対して行った同様の調査もふまえてSTEM分野を相対化しつつ、コロナ禍前後の変化も捉え、新時代のグローバル・コンピテンスを具体化した力作。
タイトル | STEM高等教育とグローバル・コンピテンス |
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サブタイトル | 人文・社会との比較も視野に入れた国際比較 |
刊行日 | 2022年10月 |
著者 | 山田礼子編著 |
定価 | ¥3960(本体¥3600+税) |
ISBN | 9784798917719 |
Cコード | 3037 |
ページ数 | 320 |
判型 | A5 |
製本 | 上製 |
まえがき
序章―本研究がめざしてきたもの(山田礼子)
第1部 STEM&人文・社会卒業生調査
第1章 STEM/人文・社会科学分野の大卒・大学院卒者3か国調査の全体像について(堺完)
第2章STEM・人文社会卒業生調査の比較理系と人文社会系には差はあるか 中国編(木村拓也)
第3章グローバル・コンピテンスの習得と大学教育、職業経験(山田礼子)
第4章STEM・人文社会卒業生調査の比較理系と人文社会系には差はあるか 日本編(杉谷祐美子)
第2部 理系的教養の再構築
第5章 IRデータにあらわれた日本のSTEM教育の問題点と改善の方法(小笠原正明・細川敏幸・宮本淳)
第6章 文理融合教育の意味と課題:STEMとSTEAMを事例に(山田亜紀)
第7章 新たな文理融合への挑戦(竹永啓悟・山田亜紀)
第8章 中国の高等教育における国際化の実態(楊奕)
第9章 オーストラリアにおけるSTEMを巡る動向(中世古貴彦・木村拓也・山田礼子)
第10章 台湾の大学における理系教育(塚原修一・小笠原正明)
第11章 米国ベイエリアにおけるSTEM関係の職業状況(小笠原正明・山田礼子)
第12章 経済学と教育学の学生の汎用的技能(Carla Kuhling-Thees, Olga Zlatkin-Troitschanskaia, Marie-Theres Nagel, Reiko Yamada and Yuji Shirakawa)
終章(山田礼子)
あとがき
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