タイトル 「ソ連社会主義」からロシア資本主義へ
サブタイトル ロシア社会と経済の100 年
刊行日 2022年5月20日
著者 岡田進
定価 定価¥3960(本体¥3600+税)
ISBN 978-4-7989-1781-8
Cコード 3030
ページ数 288
判型 A5
製本 上製

今、ロシアを理解するために。

 ロシアにはどのような社会・経済的特徴があるのか。1917年のロシア革命、1991年末のソ連邦崩壊と二度の体制転換を経験したロシアの社会・経済は断絶したかのように見えるが、帝政ロシア-ソ連-新生ロシアと通史的に100年余にわたって継承された特徴があった。第1 部では二度の体制転換の意義、第2 部では体制間での勤労者の生活と人間形成など個別テーマでの比較、第3部では新生ロシアの資本主義体制が持つ西側と異なる特質を社会と経済の側面から明らかにし、今後のロシアを展望する。ソ連崩壊から30年、改めて現代ロシアを理解するための必読書!

はしがき
第1 部 二つの体制転換
第1 章 帝政ロシアからソ連へ:起点としての十月革命
第2 章 ソ連から新生ロシアへ:挫折した経済ペレストロイカ
第2 部 経済体制の変容と勤労者の状態
第3 章 ソ連・ロシアにおける労働関係と労働問題
第4 章 ソ連・ロシアにおける「労働者自主管理」と「労働者参加」
第5 章 ソ連・ロシアにおける社会保障制度
第6 章 ソ連・ロシアにおける農業・農民問題
補 章 ソ連・ロシアにおける人間形成
第3 部 「ソ連社会主義」とロシア資本主義
第7 章 「ソ連社会主義」とは何だったか
第8 章 ロシア資本主義の形成と特質
参考文献(露語)
文献案内(邦語)
関連年表
あとがき
事項索引
人名索引

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