「病気」の「視差」によって新たな世界が見える
コロナ・パンデミック、大災害、悲惨な戦争、革命幻想などの「病気」になるとモノや世界の事象に変化をもたらす。本書は「視差」により今まで見えていた別の層が顔を出す。病気は単なる芸術表現の素材だけでなく、新たな美の発見があることを、夏目漱石、谷崎潤一郎、R・ブルックス、S・モリッシーの最新研究を通して芸術表現の新たな地平が開かれる。
タイトル | 病と芸術 |
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サブタイトル | 「視差」による世界の変容 |
刊行日 | 2022年12月13日 |
著者 | 中村高朗編著 相馬俊樹・谷川渥・丸川哲史・虎岩直子著 |
定価 | 税込1980円(本体1800 円+税) |
ISBN | 978-4-7989-1813-6 |
Cコード | C1070 |
ページ数 | 136頁 |
判型 | A5 |
製本 | 並製 |
はしがき (中村高朗)
大正デカダンスとその病 (谷川渥)
現れる身/体に現れる〈病〉―『細雪』身体不調論(丸川哲史)
ロメーン・ブルックス(相馬俊樹)
「健全だったもの」が解けていく―シネイド・モリッシーの病気詩(虎岩直子)
芸術と病の諸相―まとめ(中村高朗)
あとがき (中村高朗)
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