人事異動が大学職員の養成に果たす役割は何か――。
大学の「企業化」や大学間競争の激化に伴い大学職員に求められる役割がかつてないほど複雑化・高度化している今日、プロフェッショナルな大学職員の養成が多くの大学にとって喫緊の課題となっている。こうした現代的課題に応え、本書では、多様な業務を経験できるため視野が広がるという肯定的意見と、十分な経験を得る前に異動となるため専門性が培われないという否定的意見とで意見が二分している「人事異動制度」の具体的な効果検証を行う。「人事異動制度」が大学職員養成に与える短期的・長期的効果を明らかにした画期的研究!
タイトル | 大学職員人事異動制度の実証的研究 |
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サブタイトル | 職務遂行高度化への効果検証 |
刊行日 | 2023年4月 |
著者 | 木村 弘志 |
定価 | 税込4620円(本体4200円+税) |
ISBN | 978-4-7989-1827-3 |
Cコード | 3037 |
ページ数 | 296 |
判型 | A5 |
製本 | 上製 |
序 章 問題の所在
第1部 本研究の枠組みと方法
第1章 先行研究レビューと本書の構成
第2章 本研究で使用するデータ
第2部 人事異動制度の効果検証
第3章 人事異動制度がもたらす職務の変質
第4章 人事異動制度がもたらす業務内経験
第5章 人事異動制度がもたらす能力の変容
第6章 人事異動制度がもたらす職務遂行の高度化
終 章 本研究の結論と残された課題
引用・参考文献/参考資料/あとがき/索引
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