一生を通した「学び」が増えたが、ウェルビーイングには届かない!
医療技術の進歩などにより「人生100 年」の時代が目前に来ている。高齢者福祉や少子化、労働・生産人口減などの制度的問題がしばしば取り沙汰されるが、健康寿命が延びることは人生を豊かにする新たな価値と共に不安も生み出しもしている―。オンライン教育の普及など、社会人や定年退職者に向け多様化する「学び直し」教育についての意識調査や具体事例について検証し、転職が難しい実態を明らかにするとともに、抑制要因や社会格差といった負の制度的側面をも浮かび上がらせた長年にわたる研究成果。
タイトル | 人生100 年時代に 「学び直し」を問う |
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刊行日 | 2023年1月15日 |
著者 | 今津孝次郎・加藤 潤編著 |
定価 | 税込2970円(本体2700円+税) |
ISBN | 978-4-7989-1812-9 |
Cコード | C3037 |
ページ数 | 248 |
判型 | A5 |
製本 | 並製 |
まえがき(今津孝次郎)
序 章 「学び直し」言説の誕生と変節(加藤 潤)
第Ⅰ部 「学び直し」の基本的視点―教職をめぐる日・英の制度的・文化的比較から―
第1 章 日本の教師の「学び直し」(今津孝次郎)
第2 章 イギリスにおける教職への「学び直し」(加藤 潤)
第Ⅱ部 地方中小企業で働く人々に見る「学び直し」意識の諸相
第3 章 「企業人」の学びに関する意識・態度・経験(田川隆博)
第4 章 企業人の「学び直し」意識(長谷川哲也)
第5 章 企業人の「学び直し」とジェンダー(林 雅代)
第Ⅲ部 現代日本の個人史に見る「学び直し」と「人生の創り直し」
第6 章 「学び直し」とパースペクティブの変容(白山真澄)
第7 章 越境の経験と「学び直し」(白山真澄)
あとがき(加藤 潤)
索引/執筆者紹介
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