近代化、市場経済化へと激送する中国社会は、今あらゆる領域において大変動を体験しつつある。本書は、こうした構造的変動の一環である高等教育の大衆化、多様化の要請のもとに誕生し、ドラスティックな拡大を続ける民営高等教育機関の全容――その登場の社会背景、システム分化の諸相、大学セクター、非大学部門それぞれの機能等――を総合的に分析・考察した初の研究であり、わが国の中国教育に対する従来の固定観念を一新する、関係者必読の労作と言えよう。
タイトル | 中国の民営高等教育機関 |
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サブタイトル | 社会ニ-ズとの対応 |
刊行日 | 2006年12月18日 |
著者 | 鮑威 著 |
定価 | 4600+税) |
ISBN | 978-4-88713-726-4 |
Cコード | 3037 |
ページ数 | 336 |
判型 | A5 |
製本 | 上製 |
序章 研究課題・先行研究・分析枠組
第1章 民営高等教育の生成・拡大とそのメカニズム
第2章 学生の属性からみた需給の対応関係
第3章 学生の進学動機からみた需給の対応関係
第4章 機関類型別の教育環境・内容の特質
第5章 変わる労働市場の構造、変わる学生の就業意識
第6章 構造変容下の民営高等教育機関と労働のリンケージ
終章 結論と課題
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