ミュージアム――芸術生成の新たなトポス
「作品」は観客の眼によって初めて「芸術」として生まれ出る。作品・観客出会いの場・ミュージアム等に見る芸術と社会の新たな関係性。
タイトル | 芸術の生まれる場 |
---|---|
刊行日 | 2009年03月09日 |
著者 | 木下直之 編 |
定価 | 1800+税) |
ISBN | 978-4-88713-893-3 |
Cコード | 0370 |
ページ数 | 256 |
判型 | 四六 |
製本 | 並製 |
はじめに(木下直之)
Ⅰ ミュージアムというポトス
ミュージアムでなぜしゃべってはいけないの?(木下直之)
仏像を拝まなくていいの?(木下直之)
ミュージアム――作品の生まれるところ(関口直子)
博物館と美術館――文化を語る二枚舌の構造(川口幸也)
ミュージアムと博覧会・展覧会――だれのため?だれが見たのか?(五十殿利治)
ミュージアムという居場所(川口幸也)
[コラム]何が博物館を生き残らせるのか?(森田利仁)
[コラム]ミュージアムはいかに創造的に生き残れるか?(塚田美紀)
Ⅱ 文化ホール、劇場、コミュニティ・カフェのある社会
文化ホールにいってみよう――文化ホール建設の背景と現状(小林真理)
劇場、コンサートホールではどんな人が働いているのでしうか?(藤野一夫)
アートマネジメントという仕事は何を目指しているのでしうか?(藤野一夫)
文化政策とは何か?(小林真理)
芸術はこんなところからも生み出されている!(谷和明)
[コラム]文化的権利とは?(小林真理)
[コラム]文化的多様性を認めながら生きるとは?(谷和明)
Ⅲ ミュージアムに行こう
世の中とつながりたいミュージアム(美術館)の考えていること(柳沢秀行)
ミュージアムの展示と解説――聞く、読む、そして観る(田中佐代子)
デザイン・ミュージアムはどうやって鑑賞するの?(菅靖子、井口壽乃)
みんなで一緒に鑑賞するには――ミュージアムでの鑑賞と鑑賞支援(山崎敬一、山崎晶子、葛岡英明、久野義徳)
大学とミュージアム――学ぶ、見せる、研究する(寺門臨太郎)
[コラム]ミュージアムにおける視覚障害に配慮したプログラム(半田こづえ)
[コラム]解説者はどのように観客を解説に引きつけるのか?(山崎晶子、岡田真依)
[鼎談]日本の文化政策とミュージアムの未来(金子啓明、小林真理、木下直之)