今NPOは教育において何をなすべきか従来の行政機関や営利団体とは異なる新たな活動組織として、今NPOが教育の分野でなすべきことは何か、国家的公共性や教育の市場化を越え、固有の市民的原理に立つ学習を展開するには、いかなる機能と方法が必要か──これまで社会学や経営学領域に傾きがちだったNPOの研究に関し、今日の教育において果たすべき役割を、生涯学習・社会教育の分野を中心に、その公共性、学習、ガバナンスに力点を置き詳論した、まさに時宜を得た労作。
タイトル | NPOの公共性と生涯学習のガバナンス |
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サブタイトル | 貧困化する日本と政策課題 |
刊行日 | 2009年4月1日 |
著者 | 高橋満著 |
定価 | 2800+税) |
ISBN | 978-4-88713-901-5 |
Cコード | 3037 |
ページ数 | 208 |
判型 | A5 |
製本 | 上製 |
序 社会教育・生涯学習研究の現代的課題
第一部 NPOの公共性論
Ⅰ NPOの公共性と新しい専門性
Ⅱ NPOと市民的公共性第二部 協同的実践の学習論
Ⅲ 学びの場としての市民活動
Ⅳ NPOの学びの公共性
Ⅴ 学習の状況論的アプローチ
Ⅵ 分業と創発的協同の関係
第三部 グローバリゼーションと生涯学習のガバナンス
Ⅶ グローバリゼーションと市民の学び
Ⅷ 公共性の揺らぎと社会教育のガバナンス
Ⅸ 教育改革と社会教育の新しいガバナンス
Ⅹ 生涯学習ガバナンスの実証研究に向けて
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