タイトル 〈境界〉の今を生きる
サブタイトル 身体から世界空間へ・若手一五人の視点
刊行日 2009年03月31日
著者 荒川歩・川喜田敦子・谷川竜一・内藤順子・柴田晃芳 編
定価 1800+税)
ISBN 978-4-88713-904-6
Cコード 0030
ページ数 224
判型 四六
製本 並製

明日に向かって境界をたどれ
私たちと世界を繋ぐ/隔てる「境界」の現在に、人文・社会科学の若手15人が挑む

第Ⅰ部 境界と生きる
 第1章 性別/身体を越境するという物語を聴く(荘島幸子)
 第2章 慢性疾患という「境界」を生きること――ある当事者の語りを通して(今尾真弓)
《コラム》不妊治療の場を越えるために(安田裕子)
第Ⅱ部 境界で生きる)
 第3章 イスラーム社会における改宗――宗教という境界をめぐって(岩崎真紀)
 第4章 犠牲者体験を通じてのアイデンティティの揺らぎ――アウシュヴィッツの生き残り、ジャン・アメリーを中心に(猪狩弘美)
 第5章 国民とその周縁(川喜田敦子)
 第6章 黄緑色のフェンスの向こうに(白佐立)
第Ⅲ部 境界が揺らぐ
 第7章 農業水利がたどった「境界」――その変化とこれからを問う(杉浦未希子)
《コラム》神性とともに境界を越えることで維持されるインドネシア・バヤン村の慣習林(神頭成)
 第8章 揺らぐ政策形成と国家――グローバリゼーションと民主主義、日米防衛政策調整(柴田晃芳)
 第9章 境界のあちら側とこちら側(荒川歩)
《コラム》科学と社会との対話と協働(須田英子)
第Ⅳ部 境界をひらく
 第10章 境界の弾力――保健室から考える(田口亜紗)
 第11章 境界を操る/境界に操られる建造物――鴨緑江の回転橋(谷川竜一)
 第12章 「境界」づけられた現場をひらく(内藤順子)

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