大量の人口流動は今何をもたらしているか?
経済発展に付随して起こる人口移動、農村から都市への労働力の新しい流入――それが今最も劇的に展開しているのが中国である。それに伴う経済的・社会的・現実的変動は、中国の、ひいては世界の今後に何をもたらすか。大変動の現場における実態調査も交え、この喫緊の問題群に総合的に取り組んだ力作。
タイトル | 中国の人口移動と社会的現実 |
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刊行日 | 2009年03月25日 |
著者 | 馮文猛 著 |
定価 | 3200+税) |
ISBN | 978-4-88713-905-3 |
Cコード | 3036 |
ページ数 | 256 |
判型 | A5 |
製本 | 上製 |
推薦の言葉(若林敬子)
第1章 人口移動をめぐる理論と先行研究
第2章 中国における戸籍制度
第3章 中国国内の人口流動におけるマクロ分析
第4章 流入先地における出稼ぎ労働者の生活実態――上海市2004年調査
第5章 流入先地における出稼ぎ労働者の生活実態――北京市2004年調査
第6章 流入先地における出稼ぎ労働者の生活実態――広東省2005年調査
第7章 人口流出による農村家族及び村落への影響――四川省2005年調査
第8章 出稼ぎ労働者の権益保護:社会保障――2007年北京市の事例調査をもとに
第9章 出稼ぎ労働者の権益保護:子弟教育――2008年上海市の事例調査をもとに
第10章 出稼ぎ労働者の都市定住意識とその要因分析――2004年北京・上海の調査より
結論
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