「空間の履歴」はすでに最重要の環境思想だ単に有害・不合理を排除する環境思想からは、真に人間が生きる場は見えてこない。それはなお、山や川また草虫木魚と共に人々が営み出してきた歴史的空間、すなわち「空間の履歴」の裡にこそ見出せる。コンクリートで覆われた世界を超えて、東西のまち、古今の美術、内外の書を訪ねる著者の歩みが映し出す、それぞれ固有の空間の履歴。
タイトル | 空間の履歴 |
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サブタイトル | 桑子敏雄哲学エッセイ集 |
刊行日 | 2009年5月1日 |
著者 | 桑子敏雄 |
定価 | ¥2200+税) |
ISBN | 978-4-88713-916-9 |
Cコード | 3010 |
ページ数 | 192 |
判型 | A5 |
製本 | 上製 |
序
Ⅰ 風景のなかへ
Ⅱ 物を友として
Ⅲ 変わるもの・和するもの
Ⅳ 時は流れゆく
あとがき
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